そうか 今日だね
覚えているものだね
目に留まった日付に記憶が重なる
不思議ね
あの頃とは違う幸せの味
覚えちゃって
随分薄味のように感じるけど
遠くなった街
もう降りない駅の改札
君と彩った日常が
少しずつ蘇る
もう会えないとわかっていたって
もう言えないと気付いていたって
思い出はいつまでも目の前で生きてる
僕らはきっと上手くやれるって
信じてずっと疑わなかった
そんな日があったこと
今日が来る度思い出すよ
退屈さえ特別に塗り替えて
嘘みたいに誰かの人生のような瞬間たちで
君が欲しがった花束だって
未来へと宛てた言葉だって
どれも失くさないように
何ひとつ欠けてしまわないように と
なのに月日は
特別を退屈に変えて
季節が移り変わる中で
僕らは間違ってしまったね
もう会えないとわかっていたって
もう言えないと気付いていたって
幻はいつまでも美しく揺れてる
僕らはきっと上手くやれるって
信じてずっと疑わなかった
そんな日があったこと
今日が来る度思い出して
君に言うよ
そうか 今日だね
覚えているものだね
目に留まった日付に記憶が重なる
また 今年も