街灯が 映し出したのは
肩まで重い 男の姿
影はしおれて うつむいて
夜はそれでも つめたく暗く
ねむれないのは 誰のせい
夜が ささやき続けてる
陸を枕に 空にくるまり
はじけとぶよな ぬくもりだ
闇を引き裂く 長距離トラックの
うねり声が 大地を響かせ
遠くの町で 誰かが呼んでるよ
切なくうたうよ ホーボーのうた
時間の隙間に もぐりこみ
押しのけて ゆくんだ明日まで
朝日が見えたら その場所が
生きるすべてに なるはずだから
冬の風なら 立ち向かえるが
春の風には 吹き上げられて
しがない暮らしと 人は云う
やくざな稼業と 人は云う
闇を引き裂く 長距離トラックの
うねり声が 大地を響かせ
遠くの町で誰かが 呼んでるよ
切なくうたうよ ホーボーのうた